○○のくせに [日常]

先日、ケーニックスアレーという日頃は高級ショッピング街で開かれたグルメフェアーに行ってきた。
川沿いにテントが立ち並び、それぞれワインや料理を出す。
で、テント内のテーブルや、川沿いのベンチなど思い思いの場所で飲んで食べるわけだ。

明るい日差しが降り注ぐ、暑すぎず心地よいヨーロッパの夏。
2kmsに渡るテントを半周もするとすでに酔っ払い。
とてもヨーロッパらしい、贅沢(お金で買えない)で幸福な時間だ。

あるテントではおばあちゃんがワイン片手に話し込んでいた。

DSC00400.JPG

そうなのだ。
ここでは誰が何をしようと自由なのだ。
その時一緒だった人たちと飲みながら話していたのだが、日本でこういうイベントがあっても
こんな風におばあちゃんが1人でワインを飲んでたりってほとんどない。

大体、日本は年をとればとるほど住みにくくなるような気がする。
基本、街や店は若者をターゲットに作られる。
年配向けは超のつく高級案件が圧倒的に多い。

そして、みんなそれぞれのカテゴリーに入れられる。

あげく、「年寄りのくせに」「おっさんのくせに」「女のくせに」と言う目で見られるのだ。
もちろん逆に「若いくせに」と言うのも当然ある。

ヨーロッパの心地よさはその「○○のくせに」と言う考えがあまりない。
遊園地ではしゃいでるのは若者だけでなくおっちゃん・おばちゃんだったりもする。
サラリーマンが街中でアイスクリームを食べてるのなんて日常茶飯事だ。
おっちゃんがケーキも食べるし、おじいちゃん・おばあちゃんが昼真っからバーで酒を飲んでる。
オープンカーに乗っているのは大抵白髪か禿げだ(失礼っ)。

つまり誰が何をやろうと自由なのだ。
好きなことをやるのに人の目なんか気にする必要もないし、そんな風に廻りも見ない。

枠に入れられた自由なんて自由じゃないんだよ。
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