日本について思ったこと [日常]

昨日の記事にも書いたが、2週間ちょっと日本に出張で帰っていた。


今回日本にいて強く思ったことがある。

まず第一は閉塞感。

何が?と聞かれると答えにくいけれど、とにかく社会全体の閉塞感が強くて、少し圧迫感を感じた。

ストレス社会と言う言葉はもちろん知っていて、意味も理解していると思っていたけど、今回ひしひしと「あぁ、これなんだ」と感じてしまった。

日本人はやはり集団心理と言うか同じ方向に向かっていく国民性があるのだろうか。

バブルの頃は正反対の意味でそうだった。

そういえば、以前面白いニュースを見た。

統計なのだが、日本人は不況、不況とマスメディアなどで騒ぎ立てると、本当にお金を使わなくなるそうだ。
それに比べスペインやイタリアなど南欧は、日本より遥かに景気が悪く、お金もないにもかかわらず、ある分は使ってしまうのだそうだ。

もちろん、どっちが良いという話ではないのだけれど。

南欧なんて、今や財政赤字がGDPの3%越えてるしね。


次に人。 顔が怖い。

造りで言えばドイツ人の方が怖いのだが(余談だが、ドイツ人の顔の造りはほんとに怖いと思う。尋常じゃなく。)、なんていうか表情がないと言うか、死んでいる。

但し、これは仕事をしている時間なので、対象は主にサラリーマンだけど。

よく、車内で揉め事があって殺人みたいなニュースがあるけど、ほんと、みんながいざとなったら人を殺しそうな顔をしている。

それに絶対譲らない。 特に駅ではあちこちからいろんな方向にずんずんと進んで、ぶつかっても謝りもしないし、ぶつかられた方も気にもせず、ずんずん進む。

エスカレーターなんかも違う方向からがぁーって目指して、みんな我先に進んでいく。相手が女性でもお年寄りでもお構いなし。

ちなみに2週間日本にいてただの1度も譲られなかった。

欧米は基本譲る。文化の違いと言ってしまえばそうなのかもしれないけど、だとしたらいい文化は取り入れた方がいいと思う。 

日本の文化レベルの高さは聖徳太子の時代から、よい物を取り入れて融合してしまう柔軟性に基づいてると思うし。

余談だが、面白かったのはこっちが「どうぞ」って声出して譲ると相手が「えっ?」って感じでちょっとびっくりする。で、慌ててるからか、「どうも」と言う感じで進む。声には決して出さないし、にこりともしない。 何回かやってたらちょっと楽しくなってきた。
悪いことではないのでぜひやってみてください。

話は戻るが、もう少しにこやかにした方がいいんでないかな。 但し、にやにやは怪しいし、あまりニコニコしすぎもちょっとあぶないと思われるかもしれないからね。

もう少し、物事や人生を楽しんでるような。

思うに、みんな目的(駅の表示や時計や信号なんか)以外にももう少し目を向けてみたらどうだろう?

例えばこの季節ならサクラなんかが日々つぼみを膨らませてるかもしれないし、青空に浮かぶ雲が面白い形してるかもしれない。

そういうことをほんの少しわくわくしたり、楽しんだりすれば表情も変わるんじゃないのかな。

ちなみに、車での移動中はご注意。 僕も先日雪景色の木々があまりにきれいで見とれてたら路肩走ってました。

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